足利・三田塾のブログ

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足利南高から栃木県農業大学校合格 -柔軟な指導の成果として-

今年度初の合格報告です。当塾の足利南高生が、推薦入試により栃木県農業大学校への合格を果たしました。おめでとう!

今回の受験は、当塾らしい「1対1の対話式指導」の柔軟さが生きたものでした。

簡単にまとめると、

①新聞や新書を読むことを提案 → まず全ての基礎となる読解力を身につける

②高校の内容に限らず対応する → 分からない根本まで遡り着実に力をつける

こうした柔軟な対応と戦略そしてこの生徒の持ち前の素直さひたむきさにより、想定以上の成長を果たし、公立の大学校合格という素晴らしい結果となりました。

 

この生徒は高2の初めに入塾してくれたのですが、その際、自身の学力とかなりギャップのある志望をしていた上に、「『走れメロス』が好きです、ぼく走るの好きなので!」と発言するような生徒でした。

したがって彼との指導は、まず自身のレベルを把握してもらうことから始めました。自分に向き合うこと、すなわち自分のダメさを知ることはなかなかツラいものがありますが、彼はそれをしっかりと受けとめ、自身を反省し改善しようとする素直で強い意志がありました。そこで、まずは文章を読めるようになることが大切だと伝え、「新聞を読み、時には書き写すこと」を課題としました。

新聞を読み、書き写す作業は、初めは面白みに欠ける作業のように感じるかもしれません。しかしこの彼は、私たちの指導を信じ、懸命に応えてくれました。その結果、数ヶ月後には新聞の内容について私や瀬戸アドバイザーと議論が出来るまでになり、さまざまな社会問題について考えられるようになりました。このひたむきさ実直さに、進学の可能性が出てきたことを感じ、なんとか彼が誇りに思える進路を探そうとさまざまな調査を始めました。

同時に、数学にも着手するようにし、小学レベルから勉強することになったのですが、半年強ほどの指導で、高校数学の基礎レベルにまで成長してくれました。彼曰く「今まで分からないところがあっても、その元の部分までちゃんと教えてくれる先生はいなかった。小学校の内容が分からなかったから、その後も分からなかったんだ」とのこと。自分が出来ないところまでさかのぼり順序立てて勉強すれば、短期間で受験レベルまで到達できることを身をもって証明してくれました。

今の彼は、村上春樹の小説を読むことを趣味とするようになっています。入塾時の学力レベルは偏差値で出せないほどのものでしたが、彼の「成長する意欲」が素晴らしく、それに応えようと指導を続けてきた結果がこのようなかたちで出たことに、心から良かった、と感じています。

 

当塾は、学力のある生徒のみを受け入れているのでは全く無く、彼のように、どんな学力であっても「成長する意欲」さえあれば、それをサポートし目標を叶えるために最善を尽くしています。現時点の学力は問いません。当塾の講師としっかりと対話をして目標のためにひたむきに頑張ることが出来れば、きっと納得のいく受験ができるでしょう。

この合格により空き枠が出来ましたので、新規生徒を募集します。ご興味のある方はどうぞお早めに。無料体験授業のご受講も可能です。

ご連絡をお待ち申し上げております。

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