将来に対して不安を抱える生徒や保護者の方からのご相談を受けることがしばしばあるのですが、その際ぼくがよく紹介する「言葉」があります。
それは下記の記事にある言葉↓(リンク先の記事をぜひお読みください。とても良い内容です。)
自立とは「依存先を増やすこと」|全国大学生活協同組合連合会(全国大学生協連)
抜粋すると、
「自立」とは、依存しなくなることだと思われがちです。でも、そうではありません。「依存先を増やしていくこと」こそが、自立なのです。これは障害の有無にかかわらず、すべての人に通じる普遍的なことだと、私は思います。
なるほど、と思いますよね。「他人に迷惑をかけるな」とはよく言われますが、人は当然ながらひとりでは生きていけない。そして親は無条件に子の面倒をみますが、それをいつまでも続けていくのは難しいし、あまり良いこととは思えない。
したがってこの言葉のように「複数の他人に頼りながら生きていけるようにすること」が、子の自立の指針となるのではないでしょうか。
大学へ進学しても就職しても、先生や上司、先輩や同僚に助けられながら、成長していくもの。
つまり他人と適度に依存し合いながら関係を築いていくことが、大人になるということであり、そうした姿勢を身に付けられるように教育していくのが、周囲の大人の役割なのだと考えられます。
どんな態度でも無条件に認めてくれる親という存在に甘えているばかりでは成長は不可能ですし、それを受け入れてしまう親の姿勢も、子の自立を阻むものとなるでしょう。
こうした考えから、ぼくはいつも、生徒にとって親以外に頼れる最初の他人であろう、と努めています。
幸い、当塾の生徒たちの多くは、勉強面の他にもさまざまな相談をしてくれますし、それによる成長を見せてくれています。以下は再び記事からの抜粋です。
子どもが他者や社会に立ち向かう時、(中略)、人生の少し先を歩く先輩として保護者ができるのは、子どもが学校の中で見聞きしてきたことや、子どもの身に起きている出来事を、「解説」してあげることではないかと思っています。つまり、「自分の経験からすると、それはこうかもしれないね。あるいは、こうかもしれないね」というように、「解釈の1つの案」を提示していくんです。正解を教えるのではなく。
ぼくもそのように生徒に接しながら、彼ら彼女らのサポートを続けていくつもりです。
お問い合わせ、引き続きお待ちしております。